長引く肩の痛み、 女性特有の原因とは?
こんにちは。
やすたけ整骨院です。
「デスクワークをしていないのに肩が痛い」
「昔は全くなかったのに、最近は頭痛まで
出てきた」
「マッサージをしても、すぐ戻ってしまう」
このようなお悩みはありませんか?

日本人の約7割が肩こりを感じているとも言われ、特に女性の方が肩の不調を訴える割合が高い傾向にあります。
長年、肩の不調が続くと、
「肩が痛い~」が口癖になったり、
無意識に肩を揉んでいたりする方も少なくありません。
肩こりや肩の痛みには様々な原因があります。
・長時間のデスクワーク
・赤ちゃんの抱っこや授乳
・スマホ操作
・学生時代のスポーツによる酷使
などが代表的です。
ご本人が「これが原因だと思う」と自覚されている場合もあれば、
「特に思い当たらない」という方もいらっしゃいます。
今回のブログでは、意外と知られていない
「女性特有の肩こり原因」 についてお話しします。
女性で慢性的な肩こりや痛みにお悩みの方には、ぜひ最後まで読んでいただきたい内容です。
女性と男性の体の違い
職業や生活習慣にもよりますが、
女性は肩こり、男性は腰痛で悩まれる方が多い印象があります。
これは体の構造の違いが関係しています。

女性の体は妊娠・出産に備えた構造をしており、
・骨盤が広く浅い
・関節が柔らかい
・筋力がやや弱い
という特徴があります。
出産をスムーズに行うための大切な機能ですが、
その反面、姿勢が崩れやすく肩へ負担がかかりやすい側面もあります。
ホルモンバランスの影響
女性は
・妊娠
・出産
・生理
・更年期
など、ライフステージの中でホルモンバランスが大きく変化します。
ホルモンは筋肉・関節・自律神経にも影響するため、
・むくみ
・冷え
・だるさ
・肩こり
・頭痛
といった不調が出やすくなります。
女性の慢性的な肩こりの
意外な原因
肩の不調の原因の中でも、
あまり知られていないのが「帝王切開の影響」 です。

帝王切開は、お母さんと赤ちゃんの安全を最優先に考えて選択される出産方法です。
大きく分けると
・予定帝王切開
・緊急帝王切開
の2種類があります。
帝王切開になる主な理由
・逆子
・赤ちゃんが大きい
・胎盤の位置異常
・赤ちゃんが苦しい状態
・お産が進まない
などが代表的です。
できれば自然分娩が理想とされますが、
母子の安全を守るために担当医が総合的に判断されます。
帝王切開が肩に影響する理由
ここからが本題です。
人体の構造を簡単にご説明します。
成人の体の約60%、新生児では約80%が水分と言われています。
私たちの体は、水分を一枚の膜で包み込んだ「水風船」のような構造をしています。
皮膚という素材で水を包み込んでいるようなイメージです。

体の中には様々な「膜」が存在します。
・筋肉を包む → 筋膜
・骨を包む → 骨膜
・内臓を支える → 内臓筋膜
呼び方は違いますが、すべて連続した一つの膜構造です。
つまり、体は一枚の膜で全身がつながっています。
傷が姿勢を変える
帝王切開でお腹に手術痕ができると、
・突っ張り感
・皮膚の硬さ
・癒着
が起こります。
すると無意識に
「傷を守ろう」として前かがみ姿勢になります。
これは水風船の前側だけを引っ張っている状態と同じです。
前かがみ姿勢になると
・背中が丸まる
・肩が前に入る
・首が前に出る
結果として、
肩や首への負担が増大し、
肩こり・頭痛につながります。
改善法
では、どのようにケアすれば良いのでしょうか。
ポイントは
手術痕周囲の柔軟性を回復させること です。
① 皮膚ストレッチ
手術痕周囲の皮膚は硬くなりやすいため、
優しく伸ばして柔らかさを取り戻します。
開始目安
術後3カ月頃〜
※ 赤み・腫れ・痛みがある場合は中止
やり方
1.傷に優しく手を当てる
2.上下・左右・斜め
3.8方向にゆっくり5秒ずつ伸ばす
硬い方向を重点的に行います。
皮膚を「動かす」感覚で行うと効果的
※ あまり強く引っ張らないように注意してください
② 保湿ケア
傷あと部分は
・乾燥
・硬化
が起こりやすいです。
保湿クリームを使用することで
・皮膚の柔軟性向上
・血流改善
・瘢痕ケア
につながります。
目安
・入浴後は必ず
・乾燥体質の方は1日2〜3回
産後ママへお伝えしたいこと
出産後は赤ちゃん中心の生活となり、
自分の体は後回しになりがちです。

・寝不足
・抱っこ
・授乳
・家事
毎日が本当に大変だと思います。
しかし、出産を乗り越えたお母さんの体も
同じくらい大切にしていただきたいです。
帝王切開の手術痕を適切にケアすることで、
・原因不明の肩こり
・頭痛
・姿勢不良
が改善したケースは多くあります。
最後に
帝王切開は、体のバランスが崩れやすくなる要因の一つです。
今現在、肩の不調がない方でも
早めのケアが将来の不調予防につながります。
・ケア方法が分からない
・傷あとが気になる
・産後の体の歪みが心配
このようなお悩みがありましたら、
どうぞお気軽にご相談ください。
お母さんが元気でいることが、
ご家族にとって何よりの安心できます。
私たちはそのサポートを全力でさせていただきます。
(監修:柔道整復師 安武 建)
カテゴリー:ブログ
投稿日:2026年02月20日
